私の詩の作り方
私が詩を創りたいと思ったのは
蟻が蝶の羽を
曳いていく
あ、あヨットのようだ
三好達治の詩を読んだ時からである。実に分かりやすくて、感動した。
そして、詩集を読みあさり、詩も創った。少し上手いと評価されると、現代詩を勉強した。
言葉とは磨かれていない原石。それを磨き、伝達の意味から、別の新しい言語に変える。
とても難しい。現代詩は難解である。詩と絵画は同じような道をたどっている。
シュールレアリズム的な詩は私には解説されないと理解できない。まだしも抽象画は色彩で理解と言うか感動できることがある。現代詩も読み手はそれでいいのだという。単語の結びつきや音の響き、リズムから自分が感じるイメージでいいのだそうだ。しかし、ストレートに感動できる抒情詩が私は好みである。平易な文言であっても、心を打てばよいと思う。
プロの方は芸術性のある難解な詩を好む。私は難解な詩を創り1人の読者より、解りやすい詩で10人の読者に読んでもらった方がよいと思う。価値観の違いかもしれない。
抒情詩は、景色を観、心の中で思うことを、文字にすればよいと思います。
詩を創ることできっと物をを見る目が違ってくると思います。