異世界の婚約者
あれ??嘘でしょ?!
そう、今日は私の結婚式の日。
私はさっきまでみんなが集まった式場のドアの前でスタンバイしていたんだけど、何故かそのドアが開いて1歩歩んだ時には、もう私は森の中(何故に!!?
ホント!ここはどこぉおおおおおおおおおおおおお!!!!
episode1→瞬間移動とか本当にあるんだねwww
私の名前は蘭結衣(あららぎゆい)。
今、森の仲で迷っています。
あ〜あ〜、ウエディングドレス借り物なのに汚れてきちゃった。
結婚式台無しになっちゃったかなぁ…
まぁ、もともと幼なじみと結婚するからダメだったとしてもそれはそれでいいかな。
私の結婚相手は幼なじみで親同士が決めた許嫁という人だった。
好きとか、恋とか、興味なかったから所謂生きた年数=恋人なしな訳である。
だから、許嫁と結婚まで発展した。
どうでもいいって思ったから。
高いヒールで歩き疲れた私は、森の中で体操座りをした。
てかまじ、ここどこだよ!!
「ホント、ここどこよ…」
そう呟いた時私の頭上に大きな影が覆った。
後ろを向くと有り得ない物が立っていた。
「…竜…!?」
えっ?なんでだよ?
意味わかんない。
竜って今の時代居ないんじゃないの?
えっ?マジでどうなってんの?
私、今夢を見てるんじゃないの?
貧血か?貧血で倒れたのか!私!?