ジュラシック・ワールドを見た(※ネタバレなし)
というのも、この映画では
「ジュラシック・パーク」へのつながりがすごく出ているから。
・ジュラシックワールドだけ見た人
「へぇ」
・ジュラシックパークを見た人
「おお! これって!!」
「あっ! 知ってる!」
「おおお! あれじゃん!!」
とテンション上がりまくりで、
より映画を楽しめることをこの命に賭けて誓える。マジで。
※ ※ ※
朝、急な雨に降られて傘をさしての入場。
もうすでに、この時点でテンション下がり気味だった。
子供はうるせぇし、席は前の方しか開いてないし、
隣の夫婦がいちいちしゃべるしでもう最悪。
お前ら、恐竜にでも食われて来いと。
さて、この映画のすごいところは3つ。
1、超体感型アトラクション
2、誰でもかならず楽しめる
3、必ず予想を超えてくる
① 超体感型アトラクション
観ている人は、すでに恐竜被害者です。
この映画では、とにかく「登場人物視点」が多い。
恐竜に襲われる視点、逃げる視点、隠れる視点……etc
それにより、映画の登場人物になれる没入感がすさまじい。
恐竜が襲ってくるときには悲鳴が出そうになるし、
息を殺して隠れている時は股間が縮み上がりそうになるわけで。
"映画の中との一体感"を知らず知らずのうちに実感する。
子供のころに映画を見るときに、
「自分が主人公になったら…」とか妄想していたのが
大人になっても体感できるとは思いもしなかった。
② 誰でもかならず楽しめる
老若男女、宇宙人から地底人までどんと来い。
この映画で人は死にます。
死にまくりです。
でも、この映画は完全なる"ファミリー映画"になっている。
グロいシーンや、思わず目を背けたくなるシーン。
心が苦しくなったり、痛々しい場面。
そんなものはねぇ!!
えぐいシーンがないおかげで、
"映画の世界に入っている感"をずっとずっと感じ続けられる90分。
子供も大人も男も女も、誰でもいつでも楽しめる映画に間違いない。
③ 必ず予想を超えてくる
毎回5分、あなたは必ず裏切られる。
なんか映画とかのキャッチコピーで
「最後の5分で騙される」とかよくあるけど、そんなものじゃない。
毎分5分おきに、必ず予想外を突かれます。
ジュラシックパーク…10回以上
ジュラシックパーク2…5回
ジュラシックパーク3…6回
ジュラシックレイク…1回 ←パクリ映画
を見た俺なので、だいたいの展開の予想はつくわけですよ。
「ああ、ここで逃げられるな」
「ああ、どうでこうなるんだろ」
「ああ、この次はそうなるだろうな」
それら、全部を飛び越えていく。
次の展開を予想できる奴がいるならそいつはエスパー。
とにかく、次から次へと何が起きるかわからない。
ただ恐竜から逃げるだけだと思ってるやつ、ざまあみろ。
この映画は、
ジュラシックパークのように逃げるだけじゃないからな。
逃げて、追って、隠れて、守って、開けて、だまされて。
予想外なんてのは当たり前。
予想外を、予想外の方法でクリアしていくのがこの映画。
ざまあみろ、観てないお前は同じ状況で絶対生き残れない。
※ ※ ※
どっかの映画スポンサーから金をもらったわけでも、
宣伝広告から金をもらうでもないのにコレを書いたのは
やっぱり、この感動を伝えたい気持ちがほとばしり過ぎた結果だと思う。
最近じゃ続編ものの映画が多くって、
シリーズを重ねるにつれて「1の方がいい…」となるパターンが多い。
んで、この「ジュラシック・ワールド」。
はっきり言って、「ジュラシック・パーク」より面白い。
まあ、楽しめるポイント違うけどね。
パークが、ストーリー重視なのに対して
ワールドは、おもしろさ重視。
一緒に逃げて、一緒に恐竜の群れに入って、一緒に大自然を目で感じて。
そんなアトラクション的な面白さが「ジュラシックワールド」のいいところ。
最初に書いた"この映画だけ観ないで"ってのは、
この映画の面白さをさらにさらにもっと楽しむ方法。
この映画はリメイクでもアレンジでもHDリマスターでもなく、
ジュラシックパークの正式で完璧な後継作品だから。
つーか、これ観た後だと
「ジュラシックパークⅡ」「ジュラシックパークⅢ」とかなくていいと思う。
これを「ジュラシックパークⅡ」にすれば全米も納得だよ。
ちなみに、食べ物・飲み物・彼女 のたぐいの持ち込みは禁止。
どうせ食べるタイミングなんてないんだから。
俺なんて、興奮のあまり持ち込んだ傘さえ劇場に忘れたからね。
作品名:ジュラシック・ワールドを見た(※ネタバレなし) 作家名:かなりえずき