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かなりえずき
かなりえずき
novelistID. 56608
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ロリコン中毒を一発で治す真実

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介護施設で働いていると、嫌になってくる。

「はあ、こう毎日ババアばかり見ているとなぁ……。
 早くロリータ充電したいよ」

「ああ俺もさ」

友達と仕事を進めていると、
施設の高齢者がどこかへ連れていかれる。

「あれは?」

「さあな。おおかた、家族が金を払えなくなったんだろ。
 一度ああなると戻ってきた人いないし」

終業の時間になると、友達と一緒に街へ繰り出す。
目指すはただひとつ。
ロリータ充電器。

「いたぁぁぁ!!」

街の特定の場所に、ロリが立っていた。
さっそく俺はロリに手を握ってもらう。

「ふぉぉぉぉ!! 心に! 体に!
 ロリが満たされていくぅぅ!!」

「おい! はやくかわれ!」

友達は俺をおしのけてロリ充電をはじめる。

「キタァァァ!! ロリが回復していく!!」

充電を済ませると、すっかり落ち着いた。

「また来てね、お兄ちゃん」

「「 ぐぁぁぁぁ!! た・ま・ら・ん!! 」」





その帰り道。

「ロリっていいよなぁ、なんかすごく癒されるよ」

「ああ、毎日いつでもロリ充電ができればなぁ。
 忙しくて気がめいるだけの介護も頑張れる気がする」

毎日、か。
そのとき悪魔のささやきがはっきりと聞こえた。


その夜、全身黒ずくめで俺は舞い戻ってきた。

ロリ充電の場所は動かない。
この時間ならだれにも見つからずに充電ロリを回収できる。

「さあ、ここに……あれ!? い、いない!!」

昼間いたはずのロリはいなくなっていた。



「チッ」

短い舌打ちが聞こえた。
その方向には、別の男が充電ロリを抱えている。

「お前! 充電ロリを奪うなんてずるいぞ!
 この世界の人たちはみんなロリ不足なんだから!」

俺も奪うつもりだったけど。

男は俺の説得もむなしく男はあっという間に逃走。
ロリ充電器は無人になってしまった。



『充電ロリ泥棒を逮捕! 犯人は介護施設の男!』


翌日、俺の友達が新聞の記事出た。
犯人って……あいつだったんだ。

充電ロリには高精度GPSが入っていたりで
あっさり見つけ出されてしまうと記事にあった。


「……あぶねぇ。もし、俺が先だったら……」


それから数日。
俺は重度のロリ欠乏症へと陥った。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!
 ロリが! ロリがたりねぇぇ!!」

しかし、もう充電ロリは不在。
いったいどこでロリを充電すればいい!?

ロリがいないロリ充電器の前で俺は自問自答した。


「……そうだ。生産元をたどろう!」

悪魔に洗脳された俺はそんな発想がごく自然に思いついた。



その後、ロリ充電器に新しいロリが運ぶ業者がやってきた。

「ようし、生産元を追跡だ!!」

すぐに業者の車を追跡する。
充電ロリの源に行けばGPSがまだ入っていないロリもいるはず。

そうなれば、俺の家にロリ充電器が来る!!

「うおおお! ロリ! ロリをこの手に!!」


追って。
追って。
追い続けて。

行きついた先は、見覚えがありすぎる場所だった。

「ここって……俺の仕事場じゃないか」


業者は高齢者をひとり選ぶとロリ化させていた。

「さぁ、充電器の方へ行きましょう」
「ふぇふぇふぇ、男はいつも見た目に騙されるのぅ」