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佐崎 三郎
佐崎 三郎
novelistID. 27916
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「デリヘルの恋人たち(八)」

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「デリヘルの恋人たち(八)」

陰茎の根元から全身に快感が拡がっていくのが分かる。愛おしそうに握る手を舐めてあげたい。けれども身体はそこまで曲がってはくれない。ゴムを付け終え、また一舐め二舐めする彼女の口元を見ながら出来る限り陰茎を硬くしてあげたい。その唇にこの想いを伝えた。涎に濡れた半開きの口がゆっくり近づき、唇を合わせ、握る肉棒と指が動く蜜穴。弄り合う。うねる指先。上下しながら強弱をつけて撫でるように握り、緩める。声が漏れてきた。
「いれて」

態勢を正常位に崩れ落ちるように整え、股を大きく開かせ、入れる前にやはりまんこをしっかり見、しっかり舐めておこうと顔を陰部に運び、濡れ光る膣の周りの陰毛とその中心から下あたりの黒い闇の穴を間近に凝視する。そして見ながら舌をそこへ這わせる。彼女の悦ぶ声がうっすらと聞えてくる。まんこが喋っているような感覚にもなる。もう何度入れたか分からない、何千回と陰茎を擦り入れて、その膣がギュッと締まり拡がるのをこの陰茎が感じたか分からない。しかし、会った日に初めて入れるときは初心に返って胸が躍るのだ。

舐めては吸い、舐めては吸い、舌を穴の周りをぐるぐると回り、太腿の内側を指でグッと刺激をし、彼女の反応を伺いながら、挿入のタイミングを計っている。入れたいのはとても入れたい。しかし、この入れるまでの我慢が私の試練である。入れたら最後。そういう気持ちなのだ。今日はとても彼女も欲しがっている、恥かしがりやであるからこそ、この大股開きからのまんこを見られ、舐められ吸われ、入れてと懇願した行為に興奮を覚えているのだ。

「いれていい?」
黙って頷く。
「なにをいれてほしいの」
「はずかしい」
「なにを、いれてほしいの」
「・・・・オチンチン」
「どこに?」
「え~、はずかしい。いえないよ」
「どこ?」
「え~、・・・・おまんこ」
「おまんこにオチンチンいれてほしいの?」
黙って頷く。
「たくさん、いれてほしい?」
黙って頷く。自分の陰茎を見下ろすと、なにか別な生き物がそこには身構えていたのだった。                                    (つづく)