『 日本語(丁寧な言葉遣い)の話 』
申し訳ありませんです。
最近の若者言葉は乱れているよね。
申し訳ありませんです等等、許すわけにはいかないよ。
すみませんでした!
申し訳ありません。
なんでも直すことというのは気持ちの良い事柄だね。
謝罪の言葉一つで、気持ちの良い世の中は産まれるものだね。
すみませーん。
ありがとうございまーす。
最近の言葉は語尾が伸びすぎているよね。
語尾伸ばしを直すべく、指導が必要だよ。
すみません!
ありがとうございます!
とにかく、日本語は乱れることを嫌う。
他の国よりも漢字平仮名片仮名あるにも関わらず、素晴らしいよね。
本当に、すみませんとありがとうございます、は良い言葉だね。
あのですね、すみませんなんですけども。
うん?
申し訳ございません、というですね、丁寧語も存在していてですね。
うんうん、そうそう。あ、申し訳ない話だね。
そうです、そうです、申し訳ない話です。
なんでも直すことというのは大変な事柄だね。
謝罪一つで済む話ですよね。
そうだね。それだけでは済まない話だね。
済みません、よね?
日本の言葉を丁寧に話すことについての意義等を若者に伝えることは、難しいのだろうか。
そうですね。謝罪と礼をどの様に伝えるべきかについてのニュアンス等が、非常に難しいかと思われます。
すみません。私達の言葉、どこかまずいのでしょうか。
私、ここの店長なのですが・・・。
申し訳ないことでした。
丁寧なことというのは、何かと問題を含んでいる様に思える様になってきたね。
最近の若者言葉の乱れは、一般の若者にも広がっています。
もう少し若者と話す機会が欲しいね。
そうですね。
年代的なジェネレーションギャップが、言葉の乱れを生むのだろうか。
作品名:『 日本語(丁寧な言葉遣い)の話 』 作家名:みゅーずりん仮名