飽きた
「はぁ…飽きた。毎日会社に行っても同じような仕事の繰り返し。家に帰っても夕飯食べたら寝るだけの生活。死ぬまでこんな生活続くのなら、いっそ今すぐ終わらせるか…」
男は駅のホームから線路に飛び込もうと、足を一歩踏み出した。
ある時、大統領がつぶやいた。
「はぁ…飽きた。毎日どうでもいい法律や政策の議論の繰り返し。たまに外国に行っても上辺だけの挨拶や形通りの会談。こんな退屈な生活が続くのなら、いっそ今すぐ終わらせるか…」
大統領は小さな箱のフタを開け、核攻撃ボタンを押そうとした。
ある時、太陽がつぶやいた。
「はぁ…飽きた。毎日グルグル回って、周りの星を温めるだけ。たまに来る彗星もすぐに宇宙の果てに飛んで行ってしまう。こんな退屈な生活が続くのなら、いっそ今すぐ終わらせるか…」
太陽は急激に体積を縮め、超新星爆発の準備を始めた。