愛憎渦巻く現場にて
テーマなどの解説
お「暇そうだったので、やまさん(以下『や』)にこの『愛憎渦巻く世界にて』のテーマなどについて解説してもらって、締めにしましょうね」
も「でも私たちは暇人じゃないから、できるだけ早く語り終わってもらいます」
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人間や国家を巡る複雑な関係は、現代と大差が無いというのがテーマです。そこで、よくある三角関係での争いを取り入れました。
世界観は、中世から近世にかけての西ヨーロッパをイメージしています。最初は、剣や弓といった古い武器だけを登場させるつもりでした。しかし、キャラや国家に特徴を持たせたかったので、メアリーやタカミ帝国の兵士に銃を持たせた。そのおかげで、タカミ帝国が強大な存在だということが伝わりやすくなったと思います。
書けば書くほど話が膨らんで、ここまでグダグダと長くなっちゃいました……。あらかじめ、章ごとにプロットをつくっておりました。しかし、執筆途中になってから、追加要素が頭にポコポコ浮かんでしまいます……。それが主な原因です。
書き始めた当時(2012年3月)は、「クリスマスまでには完結できるだろう」と甘く見積もっていました。しかし、他の小説(新規含む)の執筆もあり、3年以上経ってようやく、完結への出口が見えてきました……。
今さらですが、ブリタニアというキャラは不要だったと後悔しています。欲張らずに名前だけの登場にしておき、後で番外編として書くことしておけばよかったです。
そんな事情から、今後の執筆では、悪い意味で長々とした物語にならないよう、テンポの良さを重視したいです。
メインキャラの話ですが、うまく釣りあいが取れるように、1国あたり2人(男1人・女1人)としました。その結果、多彩なキャラを一度に登場させることができました。ただ、集団行動の場面で役割分担をさせるのが複雑で大変でした……。うまく役割分担させることができても、長ったらしい説明文が必要不可欠です。
お気に入りのキャラは、ウィリアムとゲルマニアです。ウィリアムはネタ要員としての魅力が、ゲルマニアは戦闘要員としての魅力があります。やっぱり、キャラとして動かしやすいからでしょうね。
オチの構想は、執筆中に何度もコロコロと変わりました。ハッピーエンドにするかバッドエンドにするかだけじゃなくて、それぞれのキャラクターの運命なども含めてです。
だけど、だいたいの内容はもう決まりましたので、オチを楽しみにしておいてくださいです!
……これ以上話すと、大須と守山に残業代が発生してしまうため、ここまでにしておきます。「サービス残業法」が成立してから、これを書けば良かったかな?