NHK(novelist放送協会)
えー、それでは。皆さんの視聴とお便りのおかげで前回は委ねていたテーマを思いつきました。えーと、何やったっけ……倉泉巡査?
「やだなぁ、八馬警部(←タメ口)。今回のテーマは、
アナタのモノカキ史上の大事件
は何ですか?ですよ」
そうでした。今回は我々八曲警察署刑事課ではアナタの申し立てる事件を捜査しております。アナタの創作を捜索して操作しながら捜査しようかと思います。
「八馬警部の大事件は……」
――あらら、勝手にファイル繰ってるよ。
「なんと!は~、そうなんですか」
あのぅ、ワタクシまだ何も言ってないよ。で、どのファイル出したの?(←いっぱいあって把握してない、これも大雑把)
「自分の書いたものが飛び出したことですって」
ああ、それ。確かにそうですねぇ。倉泉巡査。
「ハイッ」
アナタですよ、アナタ。ワタクシ細々とモノカキやってましたが、こうやってワタクシと会話したり、さらには他作品に登場したり……。
「それで『飛び出した』ですか」
ホンマにね。今こうやってやり取りしてる自体不思議なもん…でもないけど、他作品で出るアナタは自分の出したキャラを託しているみたいで、これは不思議というか、これは一つの……。
「事件ですか」
そうだ。事件なんだよ倉泉くん。このサイトにはいろんな事件があって、それを調べるのが我々八曲警察署の任務なのだよ。
「ハイッ(敬礼!)。というわけで皆さんの事件をお待ちしております。我々がしっかり調べまっす!」
皆さんどうぞ遠慮なく。皆さん喜ぶ、八馬も喜ぶ、これこそウィンウィンです。
プルルルル……
「はい、八曲警察署刑事課の倉泉です。え?なんですって!わっかりましたぁ」カチャン
「八馬警部、事件ですよ、事件!」
そうか、じゃあ今すぐ用意して現場に急行するで。
「りょーかいしましたぁ(敬礼)!」
ファンファンファンファン……
……ところで、何の事件?
「あ、そういや聞いてませんでした(エヘッ)」
え、そうなの?まぁいいか、行ってから考えましょうな(←どっちもいいかげん)。
お互いに大雑把な八馬警部と倉泉巡査。二人はどこへ行くのやら、というより事件は解決できるのか……。
作品名:NHK(novelist放送協会) 作家名:八馬八朔