NHK(novelist放送協会)
「アリガトね。にゃんこちゃん。首輪にメッセージ付けておくから、ちゃんと甜さまのトコロへ帰るんだよ、いい?」
「にゃん♪」
「元気よくいっちゃいました――。気を付けて帰ってね」
当番組初のゲストは様子を見に来た甜キャラでした。……そういや甜さまのにゃんこには名前がないんだ。
我輩は猫である、名前はまだない――
コレまたベタベタなオチで(←オチたのか?)。
名前はまだない。いや、名を名乗らずとも存在感を示すことのできる『キミ』は素晴らしい!名を名乗らない奥ゆかしさとでも言いましょうか……、ありがとう、甜さま。よかったらまたおいでくださいませませ。
当番組ではこういった感じで皆さんの出演等もお待ちしてます。質問、意見何でもどうぞ
そこで思い付いたのが今回のテーマ。悠里ちゃんよろしく、
「ジャカジャン!(←やっぱり言ってる)
キャラの名前はどうしてる?
です」
そうです、キャラの命名です。けっこう考えるんじゃないでしょうか?その人物を決めるんですから。読み替えて、「敢えて名前を付けない」場合についてでも結構ですよん♪。
ちなみに、一人称展開で進めると「私」や「僕」などでもいいですが、名前を呼ばれたりするとやっぱり登場人物に名前って付けますよね?今回は登場人物の名付け方についての質問です。
ちなみに、ワタクシ八馬の場合は自身のエッセイを書くときは一貫して「ワタクシ」としています。
コレは言語学的な観点で(←真面目な話)、漢字だと読みは複数あるし、字面に意味が含まれています。なのでカタカナで『ワタクシ』と書きます。ひらがなでは文章に埋もれるのでカタカナにすることで敢えて「自分はここよ」と表現しているのが分かるようにしています。これを「語感」というのですが、文章だけの世界では効果があります。
「88さん、何かマトモなこと言ってる……」
……だから専攻が言語だったんだって。前にも言ったやん(←マトモぢゃ悪いんかいッ)。
「一人称は分かりました。そうそう、それより私は何で『倉泉悠里』になったんですか?」
そうだそうだ、三人称の場合やね。
確かにアナタに名前をつけたのはこのワタクシだ。やっぱり気になる?(横で頷いてるよ、期待されるとちょっと……)
「それでは、倉泉悠里の誕生秘話(ジャカジャン♪)」
えーっと(↑いきなり……?)。でもほんとのトコロ結論から言うと
単なる思い付き
なんやけど――。
「えーッ、思い付きやったんですかぁ?ステキないわれがあると思ってたのにぃ」
まあまあ、聞いてくらはいな悠里ちゃん(←そう怒らないで)。コレにも自分的な意味があっての事ですねん。
共通して言えるのは、登場人物は基本架空の人物だから、
会ったことのない人の名前
を付けてます。なので現実の世界で『倉泉』さんにも『悠里』さんに会ったことって、ありません。
「それには理由、あるんですか?」
――あるよ?アルよ。
「……何か中国人みたい」
え、そうアルか?(↑細かいトコロでボケ挟むなぁ)。実際に会った人の名前やったら、その人とキャラかぶるじゃないですか?だから敢えて適当に名前をつけてます。
「じゃあ(私の)お姉ちゃんたちも同じってこと?」
そうやね。キミの姉(朱音)さんにも、兄(陽人)君にも会ったことないです。
いそうでいなさそうな、
実際にいたら面白いだろうな
が基本型です。強いて言えば、難読難解なキラネームにはしないようには考えてます。アナタの場合きょうだいがいるから一人だけ変わった名前にもできませんよね。
そして分かりやすい名前の方が読みやすいでしょ?、で落ち着いたのがこの名前やったのよ。お分かりいただけました?倉泉さん。
「はいッ」(←納得してる)「『実際にいたら面白いだろうな』って、この空間ではこうして私とお会いできてるじゃないですかぁ、88さぁん」
確かにその通りだ。文章だけの世界ではこんな事もできてしまうんやね。まあ、何でもアリということです。ちょっとやってみたかったというのは、あります。
作品名:NHK(novelist放送協会) 作家名:八馬八朔