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NHK(novelist放送協会)

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第五回 登場人物の年齢層



   ザザザザザーーーッ…………、
    ザザザッ、
    ポチっ――、
     ビュゥ~~イイィィ~ン……

     
 みなさんこんにちは、八馬八朔です。
「こんにちは、倉泉悠里です」
暦は六月、じとじと天気ですね。梅雨時なのに水無月とはこれいかに。
 コチラは海賊船番組novelist放送協会略してNHK。コチラも同じく、

    テレビなのに映像がない

これもいかに(←無理矢理なこじつけ)。
 さあ、今回も始まっちゃいましたよ。ブラウン管の砂嵐の向こうから鋭意放送中でっす。
「さっそくメッセージの紹介します。いつもありがとうございます、甜茶さまからです」

   梅雨も近づき砂嵐もしっとり
   するでしょうか…
   水はけよくって サラサラかなぁ

 そうですね。梅雨がくると確かに湿気は高くなりますが、砂嵐のザラザラ感は幾分かマシになるでしょうか……。
「どうですか?中国におすまいの(黄砂)コウ・サーさん?」

   そうアルね。湿気含んだら
   ワタシ飛べないね。
   日本の皆さんに迷惑ならないアルね。
   (急なフリでもボケるのは
   関西人の悲しい性……)

「梅雨もアル意味いい季節じゃないアルか、88さん?」
 見方によったらそうアルね。(↑の質問、「ない」んか「アル」んかどっちやねん!)。……と何気にワタクシの『小咄集』の宣伝もしつつ……。

   「ピンポ~ン♪」

 お、今回もお客様ですか(←だから何で呼び鈴?)
「ごめんくださーい……」
 おや?どうぞどうぞ。これはいかがされました、おじいさん。
「ドライブしとったら道に迷ってしまってのう……」
(ここって車で来れるところなの?確かにそこに軽四が止まってる。細かいことはスルースルーで)
「それは、困りましたねえ、どちらからいらしたんですか?」
「甲山というところか来たんじゃが、急に砂嵐が……」
 おや?後ろにも女の子が乗っていたのね。こんにちは、安心してね。船の中は一応安全なんで大丈夫ですよ。
「あのね88さん」
おや?何で私の名前を?え、耳貸してって?いいですよ、何ですか?ははーん、ほうほう……。
「――という訳なんです」
おじいさんは中々の方向音痴なようです。そうですか、チミはワタクシが書いたキャラだったんね。それじゃ自己紹介をどうぞ。
「稲垣麻衣子です。中学二年生です。おじいちゃんと一緒にドライブしてたら、どういうわけかこの海賊船にたどり着いちゃいました」
「二人とも初めまして。この二人についてはこちらをどうぞ♪↓」

   『宝の地図』 
     http:/novelist.jp/71684.html

「せっかくなんで、一緒にどうですか?(いいでしょ?88さん)」
「ええっ!段取りもなしにええんじゃろか?」
 ええ(おじいさん、そんな動揺せんでも)。砂嵐が落ち着いた時しか放送できませんので、このチャンス逃したら次いつなるか……。
「私やってみたーい、おもしろそう」
「そう来なくっちゃ、麻衣子ちゃん。それじゃあ始めます!ご一緒に、

 誰が見てるかわからない
  映像ないから見えもしない
   神出鬼没の海賊船番組
    novelist放送協会略してN・H・K!

 課金なしの完全無料で力強く放送中です。」

今回は賑やかに四人で進めていきます!どーなっちゃうのでしょうか?とにかく右下の『次のページ』へドンですよ。