小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

第六章 信長の作戦

INDEX|1ページ/1ページ|

 
いよいよ本格的に始まる信長の統一戦。
まず手をつけたのは一向衆を束ねて信長に反旗(敵になる)を翻す本願寺顕如である。
伊勢長島(三重県)でまず戦を仕掛け、信長を苦しめる。
重臣たちを殺された信長は本願寺に『今まで事は水に流すから仲良くしようよ』と和睦を図ります。でも本願寺はこの交渉を断った。普通ならここで許しておけんとなるところだが信長は二度目の交渉にはいる今度は『みんな逃がしてあげるから』と交渉しようやく本願寺を納得させるがやられっぱなしは面白くないと重臣たちは逃げてきた農民などを殺してしまう。
ここに来て信長も『しょうがないな本願寺と戦うか』と今度は石山(大阪)に攻めいる。
この時も信長は始めに『許すから仲良くしようよ』と和睦を持ち掛ける。
だが本願寺は断固として拒否。全面的に戦うことをきめる。
石山はいまの大阪城があるところで本願寺は寺だが砦などがある要塞である。なかなか攻め落とせない。この時信長の敵は本願寺だけではなく将軍義昭、三好三人衆を含む三好の残党、それに浅井朝倉である。これまで話したとおり信長は超いい人である。
すぐ人を信じるし、すぐ許すのである。
武田信玄が死んで後ろ楯を失った義昭に『今なら許してあげるよ』と交渉に行く。だが義昭は聞いいれようとせずこの時も『しょうがないな~』と義昭が籠る館に攻めいる。倒すのは簡単である普通なら義昭は捕まって殺されしまう所だが信長は義昭に『仮にも将軍だった人殺せないから逃げて』と義昭を逃がします。次の敵は浅井朝倉て
この裏切った浅井に対しても『義兄弟なんだから仲良くしようよ』と和睦を持ちかけます。
でも長政は拒否。これにより有名な姉川の戦いに突入します。
信長は『俺が戦えば長政仲間になってくれるかもしれないから俺が戦うわ朝倉は家康に任すわ』と数が少ない家康に数が圧倒的に多い朝倉と戦わせます。本来なら家康は『聞いてないですよ俺ら人数少ないんですから』と怒るところだが売られた喧嘩を買いたい家康は『分かりました』と了解した。
数では劣る家康軍は三河武士の意地をみせ次々と倒していく。
一方の信長軍は数では有利なはずなのだが長政の軍は強く仲間が次々倒されて行く。
この時も信長は『長政は味方になる』と信じていた。だがそんなことがあるわけもなく
どんどん攻められ長政軍に信長の本陣近くまで攻め困れる。普通の大名ならこれでやられて終わりだが信長は違った数では勝てないと思われていた家康が朝倉軍を壊滅寸前まで追いつめしかも信長を助けにきたのである。家康の野戦の強さは異常なくらいである。
信長はピンチを抜け、家康軍によって浅井を壊滅させた。
この戦いは信長の勝利というより家康の勝利である。
朝倉家の当主義景は自領に戻り、長政も自分の城に帰った。
この戦いで実質浅井朝倉は信長たちに敗れたのである。
次の信長の敵は甲斐の武田信玄の後を継いだ武田勝頼である。
勝頼は信玄の遺言で『三年は力を温存しておけ』と言われ我慢していた。
だが、その間に家康がどんどん領地を拡げていき、勝頼の領地はみるみる減っていった。
その光景をみて黙っていられなかった勝頼は重臣達の話しも聴かず攻めいってしまう。
勝頼軍は連戦連勝、確かに強かっただが家康は『好きにすれば』状態である。
調子に乗った勝頼軍はもともとの徳川領にまで手を出してしまう。
今まで勝頼軍が攻めていたのは信玄のが持っていた領地だったから家康も気にしてなかったが自分たちの領地にまで手を出してきた勝頼軍に『もうそろそろやめとけよ』と威嚇しますが、連戦連勝で自分達は強いと思っている勝頼が聞くわけがなかった。
家康は『お仕置きだ』と信長に援軍を依頼、前回信玄と戦った時は敵に囲まれ援軍が出せなかったがこの時の信長の周りには敵がなく信長本隊が援軍として到着。
人数で劣る勝頼はこれでも勝てると思っているなんせ連戦連勝だからである。
信長は新しい事を試したいと鉄砲を大量に投入。
これまで威嚇にしか使われなかった鉄砲が主役になる戦い、そう、『長篠の戦い』である。
作品名:第六章 信長の作戦 作家名:緑茶