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どーでもえっセイ

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ものおき



イナバ物置には100人乗っても大丈夫だそうだが、もし仮にその100人がすべて関取だったとしたらどうなのだろうか?ということをここ2~3日考えているのだが、それを同僚に相談してみたところ、「関取みたいに嵩張るものが、物理的に100人ものるだけの面積が、そもそもイナバ物置にはないのでは?」という非常に鋭いサジェスチョンをいただいたのだが、その場は「なるほどねw」と言って凌いだ。しかし、つらつらとその晩の湯船、滞空する湯気に疑惑が浮かぶ。「特殊な訓練を積んだ関取ならばどうだろう?」つまり、体育祭のピラミッドのように、関取100人がピッタリと息を合わせて立体的なオブジェクトと化せば、きっとイナバ物置の上面の面積に、100人の関取がすっぽりと収まるのではないでしょうか?と、この話を事務員さんにしたら、「それって関取じゃないとだめなの?」と聞かれたので「いや、別に幕下力士でも構わないですけど……」と言った後に何か自分が物凄くどうでもいいことに時間を奪われている気がしてきて、考えるのを止めた。

作品名:どーでもえっセイ 作家名:或虎