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きんぎょ日和
きんぎょ日和
novelistID. 53646
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上に行ってもテンションって変わらないようだ…。

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『えーっ!!また会えるの~!!楽しみにしてま~す!!』
『お母さん、おばちゃんに聞こえたみたいで肯いてるよ。』
『へ~、聞こえてるのね~。…でも、病気してた時辛かったんだと思うとなんとも…。』
とお母さんが急に言うもんだから、
『おばちゃんが、“上に来るのなんてね、すぐよすぐ~!!ちゃんと胸もありますよ~!!”だって。あっ、お母さん、カツラを取った時の場面が見えた…!!変わったおばちゃんだね~。…“今はちゃんと自分の髪の毛~。”だって。本当に死んでも性格って変わらないんだね。』
と私は伝えた。
お母さんがきょとんとして、
『すぐ…?!すぐかぁ~。上ってすぐ行けるんだね~。…そっか~。胸も元に戻してくれるんだ~。』
と答えた。
『お母さん、カツラも外してくれたよ!!あっ、今は地毛だって…。』
『あっ、見た?!カツラ外した所見えた?!…ねっ、面白いでしょ?!』
とお母さんが言うと、いきなり上が出て来て、
『お母さん、上が、“上に来るのは…早いか…人によりますよ、お母さん。乳がんのおばちゃんは早かったと言いますが、それでも多少説教はありましたが…。お母さん、お母さんはもっと長いですから…ねっ。”だって。』
と伝えると、お母さんから大きなため息が聞こえて、
『…はい…。』
と答えた。
そんなお母さんにそれでもおばちゃんは、
『“すぐよすぐ!!大した事ないよ~。”だって。おばちゃんが、“また会いましょうね。…この言葉こうやって使うんだね!!今まで間違ってた~。”だって。』
と言うのだった。
お母さんは喜びながらため息を付き、
『嬉しいのに、最後にドッと来た…。』
と言った。