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榊原結衣
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novelistID. 55182
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コンビニのおじいちゃん店員
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バイト帰りに、いつも寄るコンビニがある。接客の愛想がとても良く笑顔で出迎え、送り出してくれる素敵なコンビニだ。そこには、どう見たって80代にしか見えないおじいちゃん店員がいる。レジを打ち、袋に商品を詰めるその手はしわだらけで、頭は白髪だらけだ。5回中4回は見かけるのでかなりのハイペースで夜勤をしていることになる。身体の方は大丈夫なのだろうか。思わず心配してしまう。
私はふと思った。コンビニは一体何歳までの人なら雇ってくれるのだろう。うーん。疑問だ。いつか年齢を聞いてみたい気もするが、小心者の私には出来そうもない。いつ行っても店員さんたちの顔ぶれが同じなので、もう顔くらいは覚えてもらっているだろうと思うが、それでも話しかけられない。店員とお客の壁は厚い…気がする。
作品名:
コンビニのおじいちゃん店員
作家名:
榊原結衣