小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

いつか叶うから あらすじ!

INDEX|1ページ/1ページ|

 
中3の後半、皆、受験勉強を頑張っている。
俺こと那珂誠也は昨日母親に言われた事を引きずっていた。
「あんたなんて生まれてこなければよかったのよ!」
母親から言われたことだった。自分が勉強しなかったから自分が悪いんだけど。

「那珂君、考え事?」
引退はしたけども、同じ部活だった少女、追川恵が声をかけてくれる。
「いいや、何でも。」
俺は親と不仲な事を皆に秘密にしている。
「メグよ、わかってねぇなぁー アレだべ?受験勉強のことだべ?」 
同じクラスのアホっていうか、にぎわかっていうか、で定評がある、浜野誠が便乗する。
誠って名前真面目そうなんだけどなー 一瞬でわかっちゃうなー 何がわかるかは言わない
それが優しさだから。 
「半分当たり、半分ハズレ、だな」
「でも皆どのくらい勉強してんのかな?」
「俺はバリバリ勉強してるべー」
「そうゆうの、いらない」
「そうだ、嘘は良くない」
「しどーーーーい!やってるよぉー」
ここでチャイムがなる。各々、席につくのであった
今日もまた、大変な1日が始まる。

本日も無事学校が終わり、家に3人で帰っていた。
「誠、今日英語の時間、寝てたろ。」
「ああー寝てたねー」
「眠い時はねる!これ健康の秘訣だべ!」
「イビキかいてたぞ。」
「noooooooooooo!!」
「数学の時間もかいてたよねー。ハマッチ」。
「練炭ってどこで売ってんだっけ・・・・」
「まぁ、なんだ、きにすんな。」
「そうだよ、良いことあるよー」
「今日は、厄日だったんだーー」
「あ、じゃあ、おれ家についたから。」
「じゃあねー。また明日ー」
「俺の事気にしてくれよぉーー」

扉を閉める。さっきとは違い、重苦しい雰囲気が流れている。
その雰囲気の中自分でご飯を作る。
これが俺の日常であった。
自分で作るご飯はなんだか味がしない。
 ガチャっと音がして、母親が帰ってくる。
母親も母親で昨日の事を気にしているのだろう。
無言で俺の前を通り抜け、自分の部屋へいった母親を俺は、黙って見るしかできなかった。

今日も周りが黒に染まり、時間は明日へと進んでいく。
寝る前にコーヒーを飲んだ。少し苦い。砂糖でも入れようかな。