XII~twelve~
沈みながら気付く
僕の、カケラ
なにかを求めて 上を見ていた
なにかを探して 下を見ていた
光る道筋きみのやさしさ
螺旋の渦の出発点
あぁ、きみ
ずっと そこにいたの
心の奥から
何かが生まれた
悲しみの中 君を知って
浮かびながら気付く
君の、カケラ
誰かを求めて 前を見ていた
声が聞きたい
振り向いていた
香る歌声きみの微笑み
螺旋の渦の終着点
なぜ?ぼく?
疑問より速く
鼓動と温もり
確かに感じて
魔法の鏡も
ガラスの靴も何も
なんにもいらない
時計の中に君の影
ねぇ きみ
ずっと そこにいたの
なぜ?ぼく?
きみが笑う色をみた
鼓動と温もり 確かに感じて
心の奥から 何かが生まれた
残り二つの 螺旋の片道
作品名:XII~twelve~ 作家名:XI