本当の自分を取り戻す-『神との対話』
1 格言−43 《魂は、計画どおりの経験ができるようにと、正しい完璧な機会にあなたを導く》
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魂が求めているこの「わたし」には非常に複雑で、非常にたくさんの層、感覚、面がある。
「わたし」であることを求める魂には、壮大な仕事が待っている。「在り方」の厖大なメニューのなかから選ばなければならない。いま、この瞬間も魂はそれをしている。
魂は、計画どおりの経験ができるようにと、正しい完璧な機会にあなたを導く。実際に何を経験するかは、あなたしだいだ。
《神との対話1-P235》
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人間は、「魂−精神−身体」の3層からなっています。
魂の目標は、神性を体験し成長していくところにあります。魂はいつも神性を体験したいと望んでいます。それが魂の存在目的なのです。
魂が体験したいと望む神性を、体験できるように魂と神は、人生の出来事として用意します。
その出来事に遭遇したとき、それにどう対処するかは、人間の精神の判断、選択によって決まります。
人生の出来事に出会ったとき、精神は、その人間固有の価値観に照らして、価値あるものと判断されるものを選択します。価値観が、その選択に大きく関わってくるのです。
ところが魂レベルの意志と、精神レベルの意志とは、必ずしも一致しないのです。というより、高次に成長していない精神レベルでは、魂の意志を感得できないのです。
すなわち精神は、出来事の場面場面において、おうおうにして、魂の意図するところと違った選択、決定をしていきます。そのためにその人間からすれば、自分の意図に反した結果が、現実には起きてくることがあります。
しかし、魂のレベルでは、意図した通りの神性を体験し成長したというのです。
作品名:本当の自分を取り戻す-『神との対話』 作家名:伊能言天