本当の自分を取り戻す-『神との対話』
1 格言−31 《社会がめざすという方向から考えれば、すべてが逆さまだ》
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何が「ためになるか」という考え方がまるでちがう。あなたがたは、バットを握った相手に白い球を投げるほうが、あるいはスクリーンで服を脱ぐほうが、子供たちに生命の偉大な真実を教えたり、霊的な源泉に導くよりも、社会のためになると考えているようだ。
だから、野球選手や映画スターのほうが、教師や聖職者よりもたたえられ、高い報酬を得る。社会がめざすという方向から考えれば、すべてが逆さまだ。
《神との対話3-P375》
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社会の目指す方向が、人間の魂のより高位への成長にあるとすれば、現代社会の価値観はおかしいと、『神との対話』ではいっています。
子供たちに生命の偉大な真実を教育したり、霊性の大切さを説くことより、バットを握った相手に白い球を投げることや、スクリーンで服を脱ぐことの方が価値あることとされている、と指摘しています。
「人間の魂のより高位への成長にとって何が大切か」という観点から見れば、教師や聖職者の価値は、現代社会では正しく評価されていないというのです。
作品名:本当の自分を取り戻す-『神との対話』 作家名:伊能言天