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本当の自分を取り戻す-『神との対話』

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1 格言−14 《たとえ、何もしなくても、生きる権利がある》

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 ひとには生きていく基本的な権利がある。たとえ、何もしなくても、生きる権利がある。何も貢献しなくても、生きる権利がある。尊厳をもって生きることは、ひとの基本的な権利である。

 70年間、何もせずに詩を考えていたあげく、何千人もの人びとの理解と洞察の扉を開くようなソネットを、たったひとつだけ生み出したとしたら、その人生は浪費だろうか?

《神との対話2-P265》
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 『神との対話』では、「たとえ何もしなくても、生きる権利がある」といっています。生きている」だけで意味があるというのです。

 人生の本質は、神性の無数の側面を体験するところにあります。人生に起こる様々な出来事は、その材料でありツールなのです。

 神性を体験するために人生を歩んでいるのですから、体験するチャンスをなるべく多く生かした方が良いのは当然です。

 しかし、何もしないから生きている意味がないということではありません。

 少なくとも現実を体験しているという、意味があるのです。神性を体験するという人生の目的を、その人なりに果しているというのです。

 人間には大きく成長する者、それほどでもない者など様々な人がいます。

 それは本質的に見れば、成長が早いか遅いかというだけのことで、全ての人間は様々な道を通って、いつかは必ず神に至るのです。近道をするか、遠道をするかだけの違いなのです。