医師によるパワハラ=ドクハラ
『この先生、けっこう厳しいこと言うなぁ』
『この先生、自分のことを馬鹿にしていないだろうか』
『この先生、マニュアル的に診察していないだろうか』
『この先生、そもそも真面目に自分を治そうとしているのだろうか』
『この先生、なんか嫌だな』
など、迷いが生まれてきた経験、ないでしょうか。
“厳しくされている”と聞くと、とりわけ我々日本人は、
“良くされている”と鵜呑みにしがちだと思います。
もちろん、厳しくされる場面(例えば、一歩間違えば大惨事になる場面など)も必要なのですが、メンタル関係の病院は、心の疲れを少しでも置いてくる場所なはずです。
それを、医師の言うことが正しい厳しさなのか否かを判断しかねている患者さんに、厳しいことを言ってくる医師は、ドクハラ(ドクターハラスメント)をして、あなたが滅入っているのを見て悦に入っているのかも知れず、患者であるあなたは、結局疲れて帰ってくるのです。
現に私は、一年近く、そのような医師に通い、結局、診察前より体調を崩し、穏やかな医師に変えたことで、かなり体調が良くなりました。前や、さらに前の医師が私にどんなことをしてきたかといいますと、
●こちらが病気で疲れてつらく、親も休んでいて良いと言っているのに、執拗に復職を迫ってきて、ニート・ひきこもりなどから抜け出す集会のチラシを渡してくる
●馬鹿にしたような態度で接してくる
●こちらの薬の名前や量を把握していない
●そもそも知識がない
●これからどうしていきたいかなどの、こちらの希望や話を聞かない
…などです。
一度医師にかかると、どうしてもその医師のことを悪い医師だと思いたくなくて、また、恩義などを感じてしまって、その医師から抜け出せなくなってしまい、悪循環に陥りがちです。
しかし、医師も商売で、患者側もドライな側面をもって接しなければならない時もあるのです。どんな医師にかかるにしても、こちらからも『良い医師か観察してやろう』くらいの気持ちで通院するのが良いと思います。
セカンドオピニオン、サードオピニオン、フォースオピニオン。日本にはたくさんのメンタル系の病院があります。厳しくされることや、恩義で自分を苦しめず、『君子は豹変する』ように、どんどん自分に合った医師を探しましょう。
作品名:医師によるパワハラ=ドクハラ 作家名:二層構造