うつ状態になった時の感覚の分析
「温まっているのに中身が空っぽのペットボトル」
「レンジでチンしたけれど、表面だけが熱くて、そこは冷えているミルク」
「白黒の写真」
などと表現できる気がします。
健康な時、美味しいものを食べて嬉しかったことを、うつ状態になって気付いたのですが、あれは、美味しいことが直接嬉しいことに直結していたのではなく、
美味しい+嬉しいと感じられるエネルギー=嬉しい
…と、喜びのエネルギーを一段階通過しているように思うのです。
健康状態とうつ状態で感じている、感覚(例として美味しいものを挙げましたが)は、絶対的には同じでも、一段階入っているかいないかで、嬉しいか嬉しくないか、満ち足りた気分に慣れたかなれないかが決まるのだと思います。
つまり、感情は少なくとも二層構造になっていると考えられます。
極端な話、美味しいとは思えないものでも、それが懐かしい故郷の味であったりして、なおかつ、嬉しいと感じられるエネルギーを持っている=うつ状態でない場合、心は嬉しいと感じられるのですよね。
作品名:うつ状態になった時の感覚の分析 作家名:二層構造