のんびり
今日は少し早起きした。
ああいいお天気。
たまっている洗濯物を一気に洗ってベランダに干す。
窓を全開にして、部屋のお掃除。
散らかっている本を片付けて、掃除機掛けて、窓ふいて。
すっきりしたところで、ミルクいっぱいの紅茶で一息。
午後から何をしようかな。
ゆっくり公園にでもいってみようか。
それとも街へ出て、ウインドウショッピングでもしようか。
今までベランダで日向ぼっこしていたチビが傍にやってきた。
尻尾を振って、撫でてという目を私に向ける。
雨の日ずぶぬれになって、私の住むマンションの自転車置き場にいたチビ。
雑種の小型犬。
幸いペット可のマンションだったので、そのまま飼う事にした。
いつもは、近所を散歩しているだけ。
だから今日は、お前を連れて、ちょっと遠くの川原まで行こうか。
『つれてって』
と、尻尾をさらに振りながら、語っているような気がした。
「そうだね、行こうか」
歩きやすい靴はいて、出かける準備する。
のんびりした休みの日。
いつもは仕事に追われている。
こんな日、たまにはいいものだ。