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月とコンビニ
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novelistID. 53800
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飲み会

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「飲み会」
【著】山田直人
○男1
○男2
○男3
○男4

アパートの階段に男1が座っている。
男2イリ

男2 さっみい。
男1 お。
男2 なにしてんの。
男1 風に当たってんの。
男2 酔ってんの。
男1 ちょっと。
男2 めずらしいな。
男1 ふん。
男2 まあ、わかるよ。
男1 そっちは。
男2 煙吸いに。
男1 あれ、禁煙。
男2 やめた。
男1 だめじゃん。
男2 うっせえ。
男1 はー。
男2 さみいね。
男1 うん。
男2 冬だな。
男1 もう、どれくらいになるかな。
男2 ん、六年くらいか。
男1 六年なあ。
男2 あっという間だな。
男1 ああ。
男2 お前。
男1 違うよ。
男2 ばか、隠すなよ。
男1 本当に違うんだって。
男2 別に、悪いことでも何でもないと思うけどなぁ。
男1 いや。
男2 ん。
男1 ううん。
男2 おう。
男3イリ
男3 うっす。
男1 お。
男2 おそかったなぁ。
男3 仕事、仕事。
男2 いま何やってんの。
男3 ホテルマン。
男1 へえ。
男2 どうなのよ。
男3 楽しいよ、大変だけど。いろんな客がいてね。みんなは。
男1 いるいる。
男3 おお。
男2 まあ、一服してけよ。
男3 いやいや、まずひとこと祝ってこなきゃ。
男2 一本おごるから。
男3 禁煙中なんだよ。
男2 俺もだから。
男3 ばかなの。
男1 むかしからだから。
男3 そうだった。
男2 ほれ。
男3 おう。
男1 変わらないなぁ。
男2 六年たってもな。
男3 六年。
男1 うん。
男3 ああ、もうそんなになるのか。
男1 うん。
男3 可愛かったなあ。
男2 ごっちん。
男3 おう。
男2 マドンナだった。
男3 そうそう。
男2 でも結局、一期生のときから一途だったてわけだ。
男3 あれ、ずっと両想い。
男2 たぶんずっとそう。
男3 入り込む隙間なかったのか。
男2 まじで告ろうか迷ってただろ。
男3 うっせ。
男2 っふふ。
男3 ああ、まじで可愛かったな。ちくしょう。
男2 なー。
男3 海星の世話したり、願掛けしたりね。
男2 和食洋食戦争にも参加してな。
男3 うわ、懐かしい。
男1 でも。
男2 ん。
男1 でも、今のごっちんが一番かわいいよ。
男2 だな。
男3 ああ。
男4イリ
男4 ねえ、何してんの。おもちが泣いちゃってさ。
男3 おお。
男4 あれ、来てたのか。
男3 いまさっきね。
男4 なか入りなよ。
男2 これ吸ったら行くよ。
男1 はー。
男4 ん。
男1 幸せにしてやれよ。
男2 はっ。
男3 うん、うん。
男4 ああ。
男1 飲むか。
※必要最低限のト書きしか書いていません。テキトーです。
 台詞の間・三点リーダ・感嘆符・疑問符も、あえて書いていません。
作品名:飲み会 作家名:月とコンビニ