14,D.I.K日記(12月25日)3回目
PTの馬込さんが、またUSBを渡してくれた。
“確かにこれは、モナリザだ。左上に絵を描こうとしているのか?”
ワードの中には、
“あなたに私の想いが伝わるかしら、そう描かれていた”
彼女の熱烈な想いが、僕への気持ちが、ひしひし伝わってくる。ああ。彼女が好きだ。彼女と触れ合いたい。
同時に、あの清らかな彼女に僕の本当の姿が知られるのが恐い。自分を知られたくない。どうしようもないこの感情。僕は今まで人を侮辱しすぎた。
ああ。イエス様。僕は苦しいです。
どうしようもない恋の感情が芽生えたのです。
僕は罪深い人間だから余計に苦しい。
作品名:14,D.I.K日記(12月25日)3回目 作家名:松橋健一