最強魔法使いの弟子育成記
<1話 最強の転生>
「よッッッシャァァァ!」
最後の俺の言葉はそれだった気がする。
オッス!オラ悟●!、、、じゃなくて、俺の名前は藤崎 龍太れっきとした日本人。
たしか、昨日の夜は友人と二人某オンラインゲームの対人隠しスキル入手に躍起になっていて、やっとの思いで、入手に成功したところだったはず?
何か記憶が曖昧だ、、、もしかしてこれヤバい病気だったりするのかな?、、、怖いわぁ
しかし、俺的には今の状況の方が百万倍くらい怖いんですけど。
何か目の前さっきまで対人スキルように狩りまくってたキマイラみたいのが今にも食いかかってきそう、、、
でもまぁ、きっと夢だろう。
眠い、あんだけネカフェに不眠不休で籠りっぱなしだったから流石に一流ゲーマーの俺でも疲れますわ。
「お休みぃ~」
そういって俺は目をとじた。
、、、痛い、スッゲー痛い、何かこう硬い牙みたいのでゴリゴリされてる感じがする。てか、牙でゴリゴリされてた。
「痛ッッッッタァァァ!」
おもわず、俺は手に持ってた杖でキマイラの頭をなぐりつけた。
すると、キマイラ一瞬怯みそのまま消えた、、、
うん、一回落ち着こう。そう思う人手を挙げてくださぁい、、、何だ誰もいないのか、寂しくなってきたじゃない。
まぁ一旦真面目に考えるとするか。
まず、手に持ってる杖はなんじゃらほい?
見たことは死ぬほどある、うん、知ってるよ俺がオンラインゲーム内で愛用してた、「ジュピネスの杖」だろ?
ただ、問題なのは何で手に持ってるかだ。
あと今さら気づいた事なんだが何か回りがこう、スッゴい馴染み深くて何度も行きたいと思ったけど行けなかった場所なんだけど、、、
訳がわからないよ?
もしかして、アレですか?ラノベ何かでよくみる「死んじゃった☆♪でも、何か違う世界に転生しちゃったZE☆!」みたいな感じのアレですか?
、、、
「ウソだァァァァァァ!」
なんて、叫ぶわけ無いでしょ、つか、逆に
「ヤッタァァァァァァァ!キタコレェェェェェェェ!!!!
ハァハァ」
年がいもなくつい、叫んじまったZE♪!
嬉しい!普通に嬉しい!だってあんな窮屈な大学受験からぬけだせたんだぜ!こんな楽しいことはない。
あっ、いい忘れてましたけど至って普通の男子高校生です。ルックスは自信はありたい!、、、そんなお年頃です。
「しかし、どうしたもんかなぁ、よくよく考えると今とても危険な状況なんだよなぁ、さっきギラメディス(キマイラっぽいやつ)が出てきたとすると、ここはまだダンジョンの、、、」
俺がいい終える前に前方の暗がりの中から今度はゴリラと魚を合わせて二で割ったみたいなやつがでてきた。
「オイオイ、今度はガラメラかよ。」
ここで俺はある重大なことを見落としてたことに気づいた。「魔法」のそんざいだ。
俺がプレイしていたオンラインゲームは基本的に対人以外は剣士は存在しないちょっと変わったゲームだった。
「ということは、、、『地獄から沸き上がる悪魔の雄叫びよ、今我が敵となるものを焼き払わん!ボルケーノハウリング!!』」
すると、俺の持つ杖から小太陽のような火球がいきよいよく飛び出し標的を消し炭にした。、、、う~んマンダム。
ヤバい普通にテンション上がる!
夢にもまでみた魔法が使えるなんて!
イヤァ~、良いね!魔法って!何て言うか封印してた、中二病がうずきだすね!
-止まらなかった、魔法を使えることに興奮した俺はとまらなくなってしまっていた。気がつけばあたり一体の魔物という、魔物を全て狩り尽くす勢いだった。
そして、最後の魔物を狩り終えたときだった。
「ウオッ!」
俺がそんな声をあげた理由は体に浮遊感を感じたからだった。浮遊感事態はすぐに収まったがなぜか、魔法を使うことによってへるMP消費の脱力感が一気に無くなっていた。
「まさか、、、」
俺はすぐにすぐに自分の体を見た。
「やっぱりだ。」
狙いは当たっていた。
今の俺の状態は完全無欠の最強キャラの状態だった。(自分で自分を誉めるのは何だが対人ランキングも一応2位だったから良いよな?)
そうすると、今の俺は藤崎 龍太じゃなくて、創世の大賢者マリウスということになる。
ちなみに称号は裏ボス撃破の報酬だZE!
「よくよく見返すと俺装備品ヤバいな、ステータスも断トツで上位プレイヤーだよなぁ。
、、、ん、待てよ、何で俺自分のステータス目視できてんの?!」
少なくとも画面越しの世界ではないのだからステータスや、装備を文字や数字で確認できるのはおかしいことだ。
「まさか!あのスキルか!」
問題はすぐに解決した自分のスキル欄に『THE EYES』というスキルが説明と供にあった。
『THE EYES』-対象者の装備品ステータスを目視することが可能になる。
「思い出した!」
俺はまさにおもいだした。このオンラインゲーム内では相手のステータス等は通常確認できない仕様になっていた。だから、俺は隠し対人スキルのこれをゲットして一位になってやろうと一発奮起していたことを。
「そゆことなら、どらどら。」
俺は自分のステータスをもう一度ゆっくり確かめてみた。
名前 マリウス
武器 ジュピネスの杖
頭 大賢者のピアス
手 龍神の籠手
体 龍神のローブ
足 龍神のブーツ
アクセサリー 超新星の指輪
ステータス
「対魔物」
魔力9999
速さ 9999
防御 9999
力 9999
「対人」
魔力 400
速さ 400
防御 400
力 450
スキル
「対魔物」
絶対強者-魔物の動きを通常の半分にし、自分の力を限界突破する。
大賢者の閃き-魔法攻撃の改心倍率を引き上げる。
超新星の輝き-爆発系統の呪文の威力を限界突破する。
強者の余裕-魔物からのダメージが2倍になる。
「対人」
THE EYES-対象者の装備品ステータスを目視することが可能になる。
「….チートじゃねぇか!
ハァ!?ふざけんなよ!今までの俺ぇ!これじゃ、弱いことを理由に美人なお姉さんとかとのプライベートレッスンが出来ねぇじゃねぇかよ!!?」
しばらく、項垂れたあと、俺は自分の発言であることに気づく。
「美人なお姉さん、、、!!!
そうだ!人はいるのか!」
我ながら馬鹿だった。つい、魔法の魅力にとりつかれ一番大事なことを忘れていた。
(いや、別に美人なお姉さんとのプライベートレッスンのことじゃないさ、、、、ホントに)
すぐさま俺は自分の杖を前にかざし詠唱し始めた。
『我が身を望む所へ バルラ』
すると、俺の目の前には人ひとりぶんくらいの穴が空いていた。
俺はその中にとびこんだ。
----------------
初めて主人公視点の小説を書いてみました。自分の文章力の無さに落胆しましたが、、、
読んでくれた人はぜひ参考にコメントを~。
作品名:最強魔法使いの弟子育成記 作家名:社畜A