ぬくもり
やわらかい温もりに包まれるんだ
君と一緒にいるだけで
喜びがあふれ出てくるんだ
君の良い所も悪い所も
全て愛おしく思えるのは
全てが君という人だから
全てを僕に見せてくれるから
愛おしいと思っていても
君に告白なんか出来ない
君と一緒にいたいから
君と笑っていたいから
君の隣にいたいから
もう少しだけ
僕に時間をください
今は隣にいるだけで幸せだけど
そのうち満足出来なくなるから
そのうち僕も大人になるから
ほんの少しだけこのままでいさせて
ヘタレで根性無しの僕だけど
もう少ししたら
ありったけの愛情を聴かせてあげられる
だから
もう少しだけ
君の隣にいさせて
君と一緒にいるだけで
心が強くなれる
君には感謝している
本当に大切なモノに
気付かせてくれたから
芽を出した恋の華に
あの頃は戸惑っていた
ゆっくりだけど確実に
咲くことを夢見た恋の華
君に捧げることは叶わなかった
あの時、ケンカをしなかったら
華を見せることが出来たのかな
あの時、あんなことを言わなければ
こんなことにならずにすんだのかな
あの日、あの時、あの場所で
中途半端だけど
愛らしく美しく咲いた恋の華
君に見せたら良かったのかな
あの時しかなかったのに
ヘタレな僕は見せられなかった
両想いだと知っていたのに
君に華を見せる勇気がなかった
こんなにも君を愛しているのに
伝えられなかった
もう伝える君はいなくなってしまったけど
僕の中には永遠にいつづける
捨てることはまだ出来ないから
僕はこのままでいつづける
やわらかな温もりに包まれた記憶と共に