LOVE
秘密の中に曖昧があって 曖昧の中に愛情があって
その愛情の中で社会で受けた傷を 僕らはゆっくり治していくんだね
そして息を吹き返し元気を取り戻したら また社会に出ていくのだけれど
その時は前よりきっと 愛の尊さを知っているんだよ
正論なんか誰でもいえるけど
言葉というものは人を打ちのめすためにあるのではなく
愛情や友情みたいなものを近くにいる人に伝える為にあるんじゃないかな
その愛の輪もはじめは小さな繋がりで 心無い人間にあしらわれるかもしれない
優しさの大切さが分からない人間なんかにはなりたくないし
優しさの力を最後まで信じ続ければ
小さな輪もきっときっと世界へ繋がるような
大きな輪になるかもしれないと考える方が素敵じゃないかな?
病をもった人に手を差しのべたい… そう思ったのだけれど
それは綺麗ごとではできなくて いろいろ大変で…
僕は自分の中のエゴに気づきショックを受けたんだ
でもそんな僕をみんながみんな批判するわけじゃなく
苦しんでいる僕をしっかり見てくれているんだ
そして僕は一人で生きているんじゃないと気づき みんなの中の自分を感じ
人間て言う字は「人」の「間」と書くけど
人ってのはみんなと自分の間にいるって本当の事なんだね
人は本当は弱いもので 傷ついた者同士がコミュニケーションをとって
満たされないかもしれない 先の事なんかどうなるか分からない
それでも友達がいるのだから とりあえずこのまま頑張ろうと思う
月日とともに友情をはぐくみ
そうしたら僕達は少しづつ強くなっていって
子供の頃の強さとはまた少し違ったものになっていって
ほら生きている鼓動が聴こえてくるだろう
愛のある世界を
きっといつか輝けると信じて (fin)