更新日時:2014-10-27 11:58:15
投稿日時:2014-10-27 11:58:15
私の読む「宇津保物語」 國 譲 上
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作者: 陽高慈雨
カテゴリー :時代小説
総ページ数:7ページ [未完結]
公開設定:公開
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著者の作品紹介
年立 仲忠二十六才、あて宮十九才(大系本第二巻の蔵開下巻ではあて宮十八歳、仲忠二十四歳となっているが、嵯峨院巻にある相撲の節会を俊蔭巻末にある相撲の節会と同年とし、初秋と田鶴の群鳥の両巻を同年と考えた為であった。詳しくは解説に譲るが、嵯峨院巻にある相撲の節会は俊蔭巻末の翌年即ち仲忠二十歳の秋とし藤原君巻末にあるあて宮十三歳の秋と合致させる方が妥当と考えたので改める事にした。)
巻頭は正頼の婿達、子息、仁寿殿の御子達が同居から解放される所に始まるので、月も年も不明であるが、その後に太政大臣季明の薨去が二月十八日(「太政大臣の御四十九日、四月六日ぱかりに当り頃と見られ、その前に正頼、実忠、昭陽殿との対面や遺言の事があるので、
一、二月に当ると考える。同二十七日が葬儀、四月六日が四十九日、葵祭の過ぎた二十二日が大臣召、当日は太政大臣の大饗、翌日の左大臣大饗が延期となって、その日には兼雅の喜申しがある。
藤壷は服喪と出産のため里に帰り、三月二十八日に女一宮が藤壷を訪問して数日間滞在し、三十日夜、梨壷皇子出産の報に接して帰る事になる。巻末は中納言になった喜び申しに実忠が正頼を尋ね、藤壷に会うところで終る。前巻と三ケ月重なり、事は四月中に進行する事になる。(日本古典文学大系)
巻頭は正頼の婿達、子息、仁寿殿の御子達が同居から解放される所に始まるので、月も年も不明であるが、その後に太政大臣季明の薨去が二月十八日(「太政大臣の御四十九日、四月六日ぱかりに当り頃と見られ、その前に正頼、実忠、昭陽殿との対面や遺言の事があるので、
一、二月に当ると考える。同二十七日が葬儀、四月六日が四十九日、葵祭の過ぎた二十二日が大臣召、当日は太政大臣の大饗、翌日の左大臣大饗が延期となって、その日には兼雅の喜申しがある。
藤壷は服喪と出産のため里に帰り、三月二十八日に女一宮が藤壷を訪問して数日間滞在し、三十日夜、梨壷皇子出産の報に接して帰る事になる。巻末は中納言になった喜び申しに実忠が正頼を尋ね、藤壷に会うところで終る。前巻と三ケ月重なり、事は四月中に進行する事になる。(日本古典文学大系)