魔王様には蒼いリボンをつけて 設定集
ロンデール・ミバ村・ノイシュタイン城・ロンダヴェルグ
■ロンデール
ノイシュタインから6駅先の町。このあたりでは一番の交易の町。
汽車の乗り換え駅でもあり、違う路線が3本交差している。
白い吊り大橋が目印。
住宅は3階以上のアパートメントタイプが多く、路地は薄暗い。
■ミバ村
山奥にある村。酪農(主に牛)が盛ん。
学校は無く、教会で神父が読み書きを教えている。それ以上の勉強がしたければ(且つ財力があれば)麓の町まで降りなければならない。
湖とまでは言えない大きさの沼がある。
■ノイシュタイン城
ノイシュタインの山の中腹にある古城。そのあたり一帯を領地とする領主の居城でもある。
冒険者の間では魔王が住む悪魔の城として有名。
敷地全体を3m以上の鉄柵で囲まれている。
1組の勇者が城に入った時点で正門は閉ざされてしまうため、次のパーティが到着してしまった場合は前のパーティの決着が付くまで入ることができない。
正門から正面玄関までの道には台座付きのガーゴイルの石像が並んでいる。勇者が来ている時はその像がなくなるため、それが来客中か否かの判断になる。
月1回庭師が入って木の剪定をしている割には、何故かおどろおどろしい。
裏庭には薔薇園があり、中央に小さな四阿(あずまや)がある。更に奥の庭木戸から裏山に入った先には桜の木がある。
正面玄関から中に入ると玄関ホール(3階部分まで吹き抜け)がある。魔王と勇者が対峙する場所でもある。
ホール中央には城2階部分へつながる階段があり、途中の踊り場の壁には石造りのレリーフが埋め込まれている。
レリーフはその時の魔王の家の紋章が入ることが多く、今はメフィストフェレスの紋章(鳥が羽根を広げた形と称される)が入っている。
階段は踊り場から左右に別れ、向かって左側の扉から先にテラス及び外廊下、その先の階段を更に進んだ先に領主の執務室等がある。
テラスはガラス扉で庭と隔てることができる。
坂をそのまま利用して建てられているため、正面から見ると1階部分に見える玄関ホールは裏側居住区から見ると地下、テラス・外廊下のある2階部分が1階というわかりにくい構造をしている。
食堂は1階。作中では他に客間、書庫、食料庫、配膳室などが出てくる。
■ロンダヴェルグ
聖地。
悪魔による人間狩りが横行する中、この街だけは悪魔避けの結界のおかげで被害が無い。
中央に天まで届くような塔があり、塔を中心として放射線状に街路が伸びている。
塔、その他の建物共に白を基調にしており、街路の赤茶と木々の緑とのコントラストが美しい。
東西南北に門があり、それ以外は高い外壁で囲まれている。
商店や民家、教会などのほかに「剣士亭」と呼ばれている酒場があり、世界各地の悪魔出没状況はそこでわかるようになっている。
地下には水路(下水道)がある。
■メフィストフェレス本家
青藍の実家。現在の当主は兄の紅竜が務めている。
湖のほとりに建てられている。
城塞のように外壁に囲まれ、外からは城の上半分しか見ることが出来ない。
門扉は専ら閉められていて、何か催される時にのみ開かれる。
1階より上は他の城と同じだが、地下には数多の牢があり、狩られた人間などもそこに入れられると言われている。
他にもケルベロスの巣穴や処刑場もある。
外から見ると1つの城だが内部は細かく分かれていて、母屋、離れと呼ばれている。
離れには隠居した前当主と夫人が住んでいるが、第二夫人は人間であったこともあり、北の塔をあてがわれた。
作品名:魔王様には蒼いリボンをつけて 設定集 作家名:なっつ