光に出会った日
私の胸に刺さります
それは冷たい氷のようで
それは鋭い刃のようで
痛いと泣くのも悔しくて
ぐっとこらえて笑うのです
まるで何でもないかのように
まるで気にしてないかのように
それでも やっぱり辛くなり
心に痛みは積もるのです
それは解けない雪のようで
それは止まない霰のようで
そうして 心が重くなり
何処にも行けなくなるのです
まるで繋がれてるかのように
まるで翼をもがれたように
そんな気分のときでした
優しい風が吹いたのは
それは父の愛のようで
それは母の愛のようで
優しい風は ゆっくりと
積もった痛みを解かしてく
まるで春の訪れのように
まるで朝の光のように
後に知った正体は
青年の詠う詩でした
それは優しく包むようで
それは強く励ますようで
心を撫でるその詩に
私は 静かに 泣きました