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白久 華也
白久 華也
novelistID. 32235
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SS珍事件

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非常識な人々



信じられないことをする客。


1.魚屋の社長
   給油中、車内でペットボトルの水を飲むのかと
   思いきや・・・
   口をすすいで窓からガーっと吐き捨てる。
   連れてきた子分がびっくりして、
   社長!具合悪いんですか?って。
   口すすいだだけ、という返答に、子分絶句。

2.タクシーの運転手
   給油中、車から降りてトイレに行くのかと思いきや、
   隅に並ぶ植木鉢のほうにつかつか・・・
   ほう、私のかわいい植物たちを愛でてくれるの?
   たいして手入れもしてないが、
   なでしこやイチゴの花が咲き、
   バラは新しい芽を伸ばしている。
   そのなでしこの鉢に唾を!
   はじめは見間違いかと思ったが・・・
   数分おいて、また同じことを!

3.以前頻繁に来ていた中国人
   やはりところかまわず痰を吐く。
   車の窓から吐くので車にこびりついている。
   うちは洗車が安いので、していくがこびりついてしまっていて
   落ちきらないのを、拭き上げ用のタオルでごしごし拭いていく。
   


こちらが吐きそうになる。
道端でやるのも十分非常識だが、
コンクリートを打ってある屋外とはいえ、店内だ。

排水溝もトイレもあるのに。
具合が悪くての粗相なら致し方ない部分もあろう。

考えられないことをする人がいるものだ。

作品名:SS珍事件 作家名:白久 華也