小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
みゅーずりん仮名
みゅーずりん仮名
novelistID. 53432
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

『 とんだ目撃者 』

INDEX|1ページ/1ページ|

 
「それでですね、私の意見では・・・」 あれ?
「でさー、これのさぁ」 あれ?
「ですから教科書の通り」 あれ?

ちょっと、二度あることは三度あるというけれど本当。
大変、どうしよう。もしかしてパラシュートで誰か飛び降りてない?
三回も見たんだけど私。

でも、こんな街中に現れるパラシュートなんてあるはずないし。
私ね、視力は良くてね、1.5なの。
目の錯覚とかあってはならなくてね、誰にも言ってなかったの。


いつでも誰でも見えてる筈なのに、いつでも誰でも何も言わない。
しかし見ざる聞かざる言わざるも当たり前の話で、安定剤が必要になる話だから。
その時、私は気が付いた。パラシュートの軌道が私の涙と同じことに。
窓枠の中を流れる私の涙。

・・・まぁね、自意識過剰な意見なんだけどね。
つまりね、涙の替わりのパラシュートでね、絶対それが本当だと困るから!
本当に、そういうの困るから!

私ね、お金とか無くてね、嘘ついてるって思われやすくて。
それに、安定剤とか買うお金と相談する人に困るから。

でも、ぶっ飛んだ意見ほど本当だという「事実は小説よりも奇なり」。
常に私より意見のほうが大きくて、とんだ迷惑者扱いされるだけだから。
何しろ、パラシュートがアピールしていて、報告しろしろ言っているだけだから。


ところでこの話、誰にも内緒にしてくれる?
携帯とかで飛ばさないでくれる?

あ、そうそう。言い忘れてたんだけど、そのサイズはこれ位なの。
飛ぶスピードはまさにパラシュート。問題はそれが早すぎるっていうことなんだけど。

だけど、本当にあれらしいよ。



~ 完 ~