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６，潜在需要

不器用な君が、指を穴だらけにしながらやっとひとつ作品を作り上げた。
「こんなの欲しい人いるかなぁ…」
「いるよ絶対！」
「あっ、血が…」
「血なんて洗えばいいじゃない」
「……やっぱりやめよ？」
「なんで？絶対売れるのに」
僕には確信がある。
君には僕が見えていない。