小説が読める！投稿できる！小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ！

２，キセキレイ

「コトリ屋さん。新しいコが欲しいのだけど。そうね…金の毛並みが美しいコが良いわ」
「でしたらちょうど良いのが入ってますよ」
マダムをそれと引き合わせると、それは怯えた表情で彼女を見た。
「あらっ可愛らしい。これにするわ！」
これは、僕がまだ子盗りを生業としていた頃の話。