事由
ここまで生きてきたけれど結局何もわかっちゃいない。
けれども一つわかるのは、
どうも僕はヒトとしてどこか足りていない気がする。
例えば感情一つ取り上げたとして
その嬉しさは何なのか?
この感覚はどこからやってくるのだろうか?
何をもってしてこの感情を嬉しいと、識別するのだろうか?
答えの出ない問題を自分自身に提起して
とりあえず今日も無理矢理笑ってはみるけれど。
貴女はそんな僕の胸中を知りもしないで
笑って、怒って、泣いて、時には己の中から溢れる感情に溺れて苦しんで
あぁ、そんな貴女の紡ぐ言葉が僕はとても好きなんですよ。
ただ、ただ 素直で純粋で そんな貴女が好きなんですよ。
貴女のぶつけてくれる感情が僕を満たしてくれるその時に
貴女の想いと同化して僕をヒトにしてくれるようなその感覚がとても愛おしいんです。