ヤマト航海日誌
無理かなあ、やっぱり。その程度の脳ミソすらもないかな、君じゃ。この十日の間にこの日誌を開いた者は、全員が、誰にも教えず自分だけで読もうと考えるやつだというのがもうハッキリと窺えるからな。そうだろう。
バカどもめ。なんでこの五ヶ月間になぜか新規のアクセスをいくらか受けていたものが、おれが投稿を再開すると途端にパタっと開かれなくなるんだ? きのうに読んだたったひとりのご新規さんが、
『いいぞ、オレだけだ。オレだけなんだ! 他にひとりも気づいているはずがない! 決して誰にも教えるものか!』
と考えるようなやつでないなら、こんなこと起きるわけがないだろうがよ。
そういうバカがこの十日間に十人ばかりいたことに、おれはちゃーんと気づいております。ま、いいけどね。そうやって、おれが明日にも死んで君だけが続きを読めると思い込んでいればいいさ。
おれが書いてる『敵中』はいかにも海外ドラマかもしれないが、古代がいつどうなるかをここで明かす気はまったくない。実は前編の『ゴルディオン』と同じくこの『スタンレー』編も構想はもうまとまっているので速く書くこともできなくはないのだが、この十日に見た十人にだけ読ます気なんかサラサラないからおれはゆっくりやっていくのだ。
(付記:8月1日から10日まで、『敵中』を毎日1ページずつ出してみた。すると7月31日まではチラホラ読まれていたものがピタリとゼロになった。で、このブログだけ盗み読むようにアクセスが増えた)