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本屋にいるとなぜだが本を全部読めるような気がする。
雑誌も小説もガイド本もレシピ本も。
盆栽の本まで欲しくなるのは何。
なものだから、少し難し目の本なんかは神々しくてたまらん。

私は本を読む時は読みます。
小説やエセーが多い。
雑誌も読み物が多いものを選ぶ。

読書の扉が開いている時はね、一生懸命読みます。
でも、閉じている時はダメ。
文字を目で追うだけの作業。

なのに、閉じている時に学術書や専門書など私には到底無関係なものを買ってしまうのです。
なにかの呪いでしょうかね。

そして、本屋を出てぬめっとした風に当たると魔法が解けたかのように後悔し出すのです。

お決まりです。

今は学習しましたとも。
扉が閉じている時は買いません。
買うものは吟味に吟味を重ね、読めるのか?と自分に問います。
GO!サインの出たものだけ購入します。

なのに、私は今新たな壁にぶち当たっています。
一度購入し、読んだはずの本を再び購入してしまい途方に暮れる。

ああ、読書の扉どころか記憶の扉すら閉じているようです。

やはり呪いに違いないよ。
作品名: 作家名:小城香保