You and I and ...?
お前と俺と眼鏡
思えば、眼鏡をかけ始めるようになって、俺の人生は大きく変化した気がする。
今まで俺をただの一クラスメイトというカテゴリーに置いていたはずの女子どもが、そろって特別な異性枠に俺の存在を移動し始めたのだ。
毎日のように送られてくるラヴ☆ビームが最初の頃は心地よかったものの、すぐにうんざりへと変わっていく。
だってそうだろう?
俺に告白しに来る女どもはそろってこういうんだ。
「片倉君の、眼鏡が好きなの!」
これ、後付なんですけどね。
作品名:You and I and ...? 作家名:神納舞