無農薬ということ
│あとがき│
ある生産者が「農薬を使わない」という決断をする。それをするのは確かにその人自身なのだけれど、その後ではその「決断」がその人をどこかへ連れて行ってしまう。どこへ、どれほど遠くへ連れて行くのか、それを伝えようと思ってこれを書きました。
そして最近、私は子供たちとこの地球のことばかり考えるようになりました。私達が大地から借りたこの体を大地に返した後に残していくものはこの2つであり、そのほかの、例えば財産とか名誉とかいったものは塵あくたのようなものに思えます。
もちろん私達は私達の生活の便利さや快楽といったものを追求したりしますが、そのことに夢中になって取り返しのつかない事態を招くことのないよう、私達の身近な自然に対して私達が何をしているのか、私達の子供に対して私達が何をしているのか、注意深く観察し、できるだけ正確な認識を持つよう心がけなければなりません。
そして必要な場合には必要な決断をすることも。