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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?-

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実緒 「(大きな声で)あかりちゃん!」

朱莉 「(気づいたように)あ、ごめん」

   朱莉、実緒から離れる(【SE】離れる音)。

ネオ 「まったく、服なんて別になんでもいいじゃない。外には出ないんだし」

朱莉 「(説教をしているように)外に出ない、じゃない! 少しは音楽以外にも目を向けな    さいよっ! 音楽だって、ルックスは重要なのよ。家にいるからってそれじゃあダメ    ダメよっ! プライベートでも、本番でもできないわ!」

ネオ 「う……。(小さな声)なによ、自分だって、ファッションバカのくせに」

朱莉 「(ムッとしたように)何か言った?」

ネオ 「(しれっと)いや、別に」

実緒 「(納得したように)でも、言い得て妙だよね。服装検査で」

ネオ 「み、実緒まで」

朱莉 「でしょー。さすがみおっち、よく分かってる。だからネオは毎回毎回、服装検査に引    っかかるのよ。そして明日はね、その日なのよ!」

   朱莉、急にその場で立ち上がる。

朱莉 「(説くように)いーいっ!? 明日のバレンタインデーはね、好きな人に自分のこと    を分かってほしい、いわば女の戦争なのよ!」

実緒 「せ、戦争って……」

ネオ 「あかりん、大げさ」