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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?-

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シーンNo.5-No.6



■二月十四日 朝 岩国総合高校 二年一組〈シーンNO.5〉

   【SE】教室の扉を開く音。
   【SE】歩く音。

クラスメイト(女子) 「おはよう」

ネオ 「(くたびれたように)おはよー」

   ネオ、席につく(【SE】席につく音)。

ネオ 「(疲れきったように)ふうう」

   【SE】歩く音。

実緒 「ネオちゃん」

ネオ 「(疲れきったように)実緒、おはよー」

実緒 「(朝から疲れているネオに少々驚いて)どうしたの?」

ネオ 「どーしたもこーしたもないよ。ウチのうるさいナル男のおかげで、駐輪場の自転車をドミノ倒ししてしまったのよ。おまけに鞄を開けていたから、チョコも教科書もバラバラに落ちて、あー、しんど」

実緒 「(なぐさめるように)大丈夫?」

ネオ 「うん。チョコもつぶされてなかったからとりあえずひと安心だけど、ナル男のせいとはいえ、幸先悪いなー。はあ、慣れない事をやると、こーいう運命なのかな……」