moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?-
シーンNo.5-No.6
■二月十四日 朝 岩国総合高校 二年一組〈シーンNO.5〉
【SE】教室の扉を開く音。
【SE】歩く音。
クラスメイト(女子) 「おはよう」
ネオ 「(くたびれたように)おはよー」
ネオ、席につく(【SE】席につく音)。
ネオ 「(疲れきったように)ふうう」
【SE】歩く音。
実緒 「ネオちゃん」
ネオ 「(疲れきったように)実緒、おはよー」
実緒 「(朝から疲れているネオに少々驚いて)どうしたの?」
ネオ 「どーしたもこーしたもないよ。ウチのうるさいナル男のおかげで、駐輪場の自転車をドミノ倒ししてしまったのよ。おまけに鞄を開けていたから、チョコも教科書もバラバラに落ちて、あー、しんど」
実緒 「(なぐさめるように)大丈夫?」
ネオ 「うん。チョコもつぶされてなかったからとりあえずひと安心だけど、ナル男のせいとはいえ、幸先悪いなー。はあ、慣れない事をやると、こーいう運命なのかな……」
作品名:moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?- 作家名:永山あゆむ