よくやった台湾学生
以前にもECFAという協定が結ばれたがその後の台湾の経済成長に反映されず、一部の企業と政治家がいい思いをしただけだった。
また談合のような協定が結ばれGDPの差が明らかにある台湾と中国でこの協定が結ばれたら、台湾は経済的にも、それを機に主導権を握れば政治的にも中国に飲み込まれてしまう。
台湾の学生は立法院を占拠したが非暴力のデモであったため、また与党である国民党が過半数を占め、野党の意見を聞き入れない実情から、また審議がまともに行われていない現実もあり、警察官はなかなか学生たちに手が出せなかった。出そうと思えば出せたのだろうけど。
中国共産党は相変わらず理想論ばかり言っていて誰も文句を言えず民主のやり方でここまでのし上がってきた台湾と上手くいくはずがない。
政府がサービス貿易協定の審議について新たに考え直すのであれば台湾の学生の勇敢な運動は意味のあったものになるのだろう。