メロディージュエリー
母子家庭の家は貧しく、街の中心にある帝王の城のへいの前に突っ立っていた。
『闇の帝王』
それが、通り名で、兵隊は『闇の兵隊』になる。兵隊の常備している『闇の爆弾』は、紛れもなく恐ろしい。
帝王は、なぜあんなにも得をしているのだ?私達には食料をなぜくれない。許せない。
そんな想いが募っていた。
しかも、噂は飛び越えて想像の領域に達していた。
常に王宮にはいないとか、帝王は女だとか―――――。耳を疑う。
不幸な街の角を、ローズは足早に去った。
作品名:メロディージュエリー 作家名:りょん