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天田昇
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森の館
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今度は身体を仰向けにしました。
木の間から青い空が高く見えました。
ベンチの上で寝たままの姿勢で
「うーん」と思いっきり背伸びをしました。
ピロリンはベンチの上で仰向けになったまま
少しずつ寝入ってしまいました。
白い蝶々がベンチの背もたれに2羽とまりました。
寝入ったピロリンの周りをひらひら飛んでは止まりました。
蝶々はまるでピロリンを真ん中にして遊んでいるかのようでした。
作品名:
森の館
作家名:
天田昇