ihatov88の徒然日記
34 歯医者に通う 9.18
先生の勧めで三ヶ月に1回は歯医者に通っています。別に虫歯があるわけではないのですが、思えば結構長いこと通っています。前の前の部署にいた時の近くにある歯医者さんなんですが、職場で仕事中に歯が取れたことがきっかけで職場が変わった現在もお世話になってます。かれこれ8年くらいでしょうか。
その時は先生にかなりのダメ出しをされました。一言で言えば
「なぜここまでほったらかしにしてたのですか?」
です。先生曰く、定期的に見ておけば大きな虫歯になることもなく、そのつど治療しておけば大事には至らないというのです。
ああ、確かに。虫歯って歯が欠けたり溶けたりするのですから、治療はできても骨折や傷のように再生するわけではないんですよね。なので1年放っておけば一年分悪くなるわけです。なるほど納得。
だけど個人的には歯医者は大の苦手なのです。子どもの時は歯医者といえば痛いとしかイメージがないくらい怖かったものですし、それが嫌で大人になってからも近づかなかったものでした。今から10年前、なれない地区に住んでいた時に親知らずが疼き出してそこで抜いてもらった時のことなどは思い出したくもないのです。体の一部をもがれたような気持ちになって一週間くらい気分が沈んでいたでしょうか。人生で痛かったランキングを付けるとすれば親知らずを抜いた時というのは確実にトップ3に入ってるのではないでしょうか。それだけでなく歯の治療はトップ10のうちの半分はあるのではないでしょうか、個人的に。
分かっていても行かない、だけどほったらかして改善することはないから早め早めに行かないといけないのが歯医者なんです。もっと早くに気づいていれば半生痛い思いをしなかったかも、反省。
しかし先生の説明でよくわかったのです。早よ直したら痛くないんですよ。
初めて治療してもらった時は痛さで叫びそうになりましたが、以後の定期健診で見つかった虫歯を治療した時は簡単に終わるんですよ、何回も通うことなく。早く直したら痛くないんです、物理的にも、金銭的にも、そうそう何と言っても気持ち的にも。
ちなみに、外国でも虫歯がなくても定期的に歯医者さんに通うそうです。そうすることの方が最終的な費用もさることながら、一生涯に維持できる歯の本数にも大きく影響するそうです。今まで歯医者に行こうとしなかったのはそもそも自分がビビッてたからなんですケドね。
検診をしつつ歯石を取ってもらい最後の審判、虫歯があればここで宣告されるのです、ドキドキ。
「大丈夫です、虫歯ありませんね」
かれこれ1年弱は虫歯なしの生活。これも定期的に見てもらってるからでしょうか。
その日はたまたま午前診の最後だったので受付で先生と雑談しました。そこで今まで聞いてみたかったことを先生に聞いてみたのです。
「先生は歯を治療『される』のは嫌いですか?」
先生は笑いながら答えてくれました。
「やっぱり嫌いやね」
そうですか、歯科医の先生でも歯を治療されるのは苦手みたいです。だから虫歯にならないように努力するそうです。まあ、自分で自分は治療できませんしね、結局は毎日が大事ということです。
作品名:ihatov88の徒然日記 作家名:八馬八朔