小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

木漏れ日の森

INDEX|3ページ/5ページ|

次のページ前のページ
 



妖精の実です。

妖精はいつも果物の実を食べておりました。

喉が渇くと花の蜜を吸っておりました。

時どきは葉っぱのしずくを飲んでおりました。

この木漏れ日の森には妖精の他に動物達も棲んでいたのです。

妖精は時々木の枝の上で光ります。

いつの頃からか妖精は夕方になると光はじめました。

太陽が沈む時と月が出るまでの間だけ光るのです。

木漏れ日の森はいつも光っています。

動物たちは皆「光の森」と呼ぶようになりました。
作品名:木漏れ日の森 作家名:天田昇