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木漏れ日の森

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木漏れ日の森はいつも光が射しておりました。

夜になってもいつも明るいのです。

何故って夜は月と星の光が降ってくるからです。

  
昼は太陽が森の葉や枝の隙間から光が差し込んでくるからです。

いつも明るいのでいつも花が咲いているのです。

夜になっても閉じる花はありませんでした。

花が花びらを閉じるのは、夕方太陽が沈み月が出るまでの間だけでした。

少しの間薄暗くなります。

この時だけ夕方だけ雨が降るのです。

そしてまた明るくなります。

ずーっとそうなのです。

ずーっと前からそうなのです。

そうです。ここは木漏れ日の森なのです。
作品名:木漏れ日の森 作家名:天田昇