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アナザーワールドへようこそっ!  第二章  【027】

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 でも、わざわざこの学校(アカデミー)のスケジュールに『本選』を入れてあるのは、もしかしたら『上級生』に参加者がいるのだろうか? もしくは、ただ『見学目的』としてスケジュールに入れているのか……。

 とりあえず、この辺も後で、『何でもは知らないわよ、知ってることだけ』のアイリさんに聞いてみよう。


「あと、二月には一年に二回ある試験の二つ目……『年度末試験』がある。これも『中間試験』と同様、『赤点の奴らは合格点を取るまでずっと補修』だ。――以上、これが、お前たち一年生の『年次スケジュール』だ。詳しくは後で用紙を配っておくので確認するように」


 ズルッ。

 何だよ、用紙配るのかよ!

 ま、まあ、『一回しか言わない』と言っただけで、『用紙は配らない』とは言っていないし、別に間違ってはいないけど…………何だか複雑っ(プンスカッ!)


「では、今日はこれでHRは終了となるが、この後、お前たちは『学生寮』に行き、『入寮手続き』を済ますように。詳しくは、寮に行けば『寮長』がいるのでそこで確認するように。以上で、HR終了だ。明日からはミッチリと行くから今日は良く眠るようにな。では、解散っ!」


 そう言い放つと、『メガネツン女史』……『サラ・スカーレット』はそのまま教室入口から出て行った。

 去り際も、終始キレのある動きだった。

 あの人、そうとう『できる人』なんだろうな、きっと。


 といったわけで、開始前からいろいろあったHRも無事終了した。