終わらないうた
自分の光で
一人まっ暗な道を
手にした小さな灯りひとつ頼りに走っていたの
ぼんやりと薄暗く
目の前だけ照らすか細い光
怖かった
向こうから眩しい光が近づいてきて
目の眩むような煌々とした強い光に目を背けた
次から次といくつもやってくる強い光の列
なぜ私の灯りだけこんなに心もとないの
細々とした灯りひとつ握り締め暗い道を怖々と走った
眩しい光に目を細めながら
でももしかして
あの光たちの目も眩むような輝きは
こっちに向かってあたってるからこんなにも強く眩しいの?
もしかして私のこのか細い小さな灯りも同じように煌々と輝いてあちらを照らしている?
自分の光って自分でみること難しいの
外に向けられる光の力を知らない
本当は誰もがささやかな灯りを頼りに恐々と走っているのかもしれない
自分の灯りだけじゃ怖くて不安で
誰かの光を頼りに進みたくなる
でもそんなことしたら気付かずに誤った道へ行き着くか
その光がなくなったら闇に包まれ
どうしていいかもわからずに立ち尽くしてしまうはずきっと
みんな自分の光で
目の前の道を照らして進んでいかなくちゃ
先の見えないまっ暗闇で怖くて震えても
目の前しか照らせないか弱い光でも
自分の光を信じて進んでいかなくちゃ
もっと強く
光って
もっと明るく遠くまで
照らせ私の光
作品名:終わらないうた 作家名:BhakticKarna